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USB Full Speed

概要

固有名詞や規格名に「新」や「高」などの相対的な形容を含むことで、時代遅れになった、または今後なるリスクの高い名前。

ハッシュタグ: #USBFullSpeed (#USBFullSpeed - Mastodon)

事例

HD (High Definition), ハイビジョン

High Definition (720i)

画質の名称。 1280×720〜1920×1080 程度のものを指すことが多い。これより低いもの (アナログテレビ水準の品質) は SD (Standard Definition) と呼ばれる。また、 1920×1080 でプログレッシブであるもの (インターレースでフレームあたりの走査線の数を半分にしていないもの) は FHD (Full HD) と呼ばれる。

4K ディスプレイが普及し 4K/8K の映像コンテンツも (ありふれたとまでは言わずとも) 珍しいものではなくなりつつある昨今(2023年10月現在)、もはや 1280×720 は全然 high ではなく、 Full HD も全然 full ではない。

USB Full Speed, USB High speed

USB Full Speed (12 Mbit/s)

通信規格である USB の転送レートの名前。

USB 1.0 の Low Speed が 1.5 Mbit/s で、 Full Speed が 12 Mbit/s である。USB 2.0 になって High Spped (480 Mbit/s) が追加されたため、 Full Speed は実際めちゃくちゃ遅いということになってしまった。更に USB 3.0 では SuperSpeed (5.0 Gbit/s) が追加された。High Speed は相対的には20倍以上遅いものであり、もはや High Speed と呼びたい代物ではなくなっている。

新幹線

東海道新幹線 (1964年開業)

言わずと知れた高速鉄道。

今のところ世代としてはまだ新しいが、時代的には開業が1964年だからだいぶ古い。リニアモーターによるリニア新幹線が開業しても新幹線を名乗り続けるつもりなのだろうか。

新幹線が新しいままでいられるかどうかは、静岡県の粘りにかかっている (?)

ハイレゾ (High Resolution)

音質の良さ分類。サンプリングパラメータが CD-DA のもの (44.1kHz, 16bit) よりも高いオーディオを指す。

現状でも (再生機器はさておきデータ品質だけなら) 人間の聴覚の性能の限界に到達できてしまうことと、 CD-DA 音質でも十分に品質は確保できていることから、直近で「ハイレゾ」音源のレゾリューションがハイではなくなる時代が来る見込みはあまりない。

ブロードバンド

ブロードバンド (24Mbps)

インターネット接続サービスの種類。 本来は “大容量通信” ができるものを指す。

対義語は「ナローバンド」。 ADSL などはナローバンドに分類される。

一応、用語の定義としては技術の進歩に合わせて要件も高くしていっているらしいが、十数年やそれ以上以前の時代に「ブロードバンド」として喧伝されていた ASDL や CATV のイメージが強すぎて、「ブロードバンド回線」という呼び方自体にある種の古臭さを伴う低速感が漂っているのは否めない。

ADSL: 面倒な工事は不要。今ある電話回線で使える手頃なブロードバンド。

(中略) 標準的な通信速度は上り512Kbps程度、下り1.5Mbps程度※。

—— https://jp.sharp/mebius/style/guide/frame1.html